コミュニティ・デザインについて
みなさんこんにちは、弁護士の三山です。
大型連休はいかがお過ごしでしたでしょうか?
カタカナ語使う?使わない?
日常でも仕事でも、カタカナ語に触れることがあります。
そんなとき、「この言葉のもともとの意味合いは何だろう?日本語じゃダメなのかな?」と考えてしまうことがあります。
世の会社員の方々は、「このイシューは、ステークホルダーのアサインが出るまでペンディングして…。」などとカタカナ語を使いこなしていると聞くのですが、この辺には違和感しかありません。
コミュニティ・デザイン?
さて、表題。
私が所属する法律事務所の代表であり、「みらいわ」所属である篠木潔弁護士から、「コミュニティ・デザイナー」の山崎亮先生の本を勧められました。
「コミュニティ・デザイン」というのは、地域・コミュニティの課題を解決するための方法策定を助言・手助けするという山崎先生の仕事・役割を、自ら分かりやすく表現するために名づけられたとのことでした。
「コミュニティ」は、英語“community”で、辞書的には、「共同体」とか、「地域社会」、「集団」などと訳される言葉です。
この“community”という単語は、単に「物理的に距離が近しい人の集まり」という意味ではなく、もともと「利害・宗教・国籍・文化・価値観などを共有する人の集まり」という意味合いがある単語です。
してみると、山崎先生は、もとからあるその地域の共通の価値観を活かして、その価値観を共有できる空間を広げ、活用したいという思いや意図から、「コミュニティ・デザイン」という表現を用いたものと思われます。
このような思いを踏まえての表現としては、なるほど「地域デザイン」よりも「コミュニティ・デザイン」の方がふさわしいなと感じさせられました。
カタカナ語だからという理由だけで拒否反応を示すのはよくないですね。
コミュニティ・デザインを学ぼう
このたび、その山崎先生のお話を直接伺わせていただく機会ができました。
篠木潔弁護士が、「福祉・医療専門職はいかにして地域に貢献すべきか~コミュニティデザインを学ぼう~」を主催し、山崎先生をお招きして、講演・公開討論を行うことが決まりました。
5月20日(土)午後1時から、福岡市の第一薬科大学で開催されます。
現在、予約が埋まりつつあるもののまだ若干の空があるようですので、よろしければぜひお越しください。