みらいわブログ 2020年10月号

「社労士診断認証制度」

 皆様、こんにちは。社会保険労務士の林穣です。数か月前までの猛暑が嘘のような過ごしやすい気候となりました。本格的なレジャーシーズンのはずですが、今年は新型コロナウィルス感染症の拡大という状況下です。各人が予防策を心がけてこの季節を楽しみましょう。
 
 さて、全国社会保険労務士会連合会は今年の4月より「社労士診断認証制度」を実施しております。この制度は、労務コンプライアンスを遵守し、働き方改革に取り組む企業に対し連合会が認証マークを発行し、企業の人材定着等を支援するものです。認証を受けた企業は、認証マークが可視化されることで、「人を大切にする企業」であることを強くアピールすることができるようになります。

 今年の4月より中小企業においても本格的な働き方改革がスタートしました。長時間労働の是正、同一労働同一賃金等の言葉は聞いたことがあっても、実のところどのように進めてゆけば良いのかわからない企業はたくさんあります。その働き方改革にも対応している「社労士診断認証制度」は、多くの企業が職場環境の改善に取り組むためのツールとして活用できます。

 その中で社労士が行う「経営労務診断」というものがあります。これは、従業員が働きやすい職場を目指して労務コンプライアンスを意識しながら労務管理を進める魅力ある企業の実態を、経営的視点からも人材育成関連の数値情報を多少加味しながら社労士が診断するもので、診断の結果が「適合」であることを社会に広めることは、企業価値を高め持続可能な企業を実現させることを目指すものです。

 現在の状況下で新たな働き方が模索されていますが、それでも今後企業が生き残るためには「働きやすい環境」が重要になることは変わらないと思います。社労士として少しでも役立てるようレベルアップが求められていると感じております。連合会のキャッチコピー「支えます 職場の安心 企業の未来」を目指していきたいですね。
 
社会保険労務士  林 穣

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