みらいわブログ 2021年9月号

こんにちは、税理士の兼田です。
仕事以外でお知り合いになった方に、職業が税理士であることを伝えると多少なりとも驚かれるのですが、世の中の「税理士」のイメージはどんな風なのでしょうか。
社長へ向かって「これは経費で落ちません」と啖呵を切るんでしょ、と言われた時には笑ってしまいました。きっとドラマの影響ですね。

また、「仕事と同じように家計もきちんと管理している」と思われているようです。
実際はどうなのでしょうか。私の場合、家計簿をつけることは実は3回挫折しています。医者の不養生、という諺もありますが、単なる面倒くさがりということと、実態がわかりすぎて嫌になる、という理由もあります。

今は、スマートフォンのアプリが優秀なので、簿記を全く知らなくても会計帳簿が作成できる時代です。ましてや家計簿など、その気になればちょいちょいと作成できます。
高校生になり、使うお金の額が急に増えた息子が「いつの間にか小遣いがなくなっている」と嘆いていたので、アプリを使うように進めました。
すると1月ほどたって「まだ1円もずれたことがない」と自慢げに報告してきました。肝心の内容については「何に使いすぎているのか、理解できた」ということですが、それを改善する策は?と尋ねると「なるべく親に買ってもらう」
子供の特権で特別収益のあてがあるようですが、上手くいくかは??

電子マネー決済の普及で、家計も信用取引の占める割合が大きくなり、現在の正味財産が把握しにくい世の中になりました。
一昔前お給料を現金で受け取っていた時代は「現金が残れば黒字」というわかりやすいものでしたが、現在は、通帳残高だけでは判断できません。インターネットでアクセスしないと先の支払予定がわからないのです。

現金決済メインで家計簿不要のアナログ生活を送るか、電子マネー決済でアプリを活用しつつ家計を管理するデジタル生活を送るか、選択を迫られている時代だと感じます。

兼田円税理士事務所
税理士 兼田 円

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