みらいわブログ 2022年7月号

「サブスク契約に気をつけて」

いつの間にかテレビで普通に使用されている言葉「サブスク(=サブスクリプション)」
一定期間に定額で商品やサービスを利用できることを意味します。

定額サービスというと、モトを取れないという先入観があったのですが、私も今では動画や音楽配信サービスなど、とても手軽な金額で楽しんでいます。けれど、2つの点で注意しないといけないと感じたことがあります。

ひとつ目は、「無料のコンテンツに注意する」です。
これは失敗話なのですが、アマゾンのプライムビデオという定額サービスを利用している際のこと。
メニューの中には無料で見られるものと、有料で支払手続きをしないと見られないものがあります。それは十分注意したうえで、有料番組もたまに利用しつつきちんと管理できているつもりでした。
ところがある日普段使っていないカードの明細をふと見ると、身に覚えの無いアマゾンからの請求が・・・5つほどの明細はすべて「○○チャンネル利用料」です。この時初めて、しまった!と思いました。無料だと思っていたチャンネルは一定期間の後有料になることを知らず、もしくは良く確認せずに軽い気持ちで利用していたのです。中には1年間支払いを続けたチャンネルもありました。ほんの10分ほど内容を確認するために登録したスポーツ番組でした。なんともったいない・・・これに懲りて、無料のチャンネルでも登録は用心して、たとえ文字が小さくても規約や説明はきちんと読むことを家族と話し合いました。

ふたつ目は、「利用している人が亡くなった際、家族はサービスを止められるか」です。
結論から言うと、利用登録した際のIDとパスワードが無いと、家族といえど簡単にサービスを退会できないようです。また、亡くなった後の利用料を払い戻してくれるかというと、その請求もハードルが高いそうです。これはサブスクの種類や利用料の決済手段により難易度がまちまちなので、具体的な手順をここで説明するのは控えますが、調べているうちにうんざりするような内容でした。
原則として退会しなければ契約期間が終了するまで否応無く支払義務が発生します。自分がどんなサービスを利用しているか、家族は知っていますか?漏れなく完璧に伝えている人はなかなかいないと思います。こちらも家族で報告しあうことが必要だと感じます。

簡単で安価で手軽なサブスク。
安価と思ったら手痛い出費になった、とならないように気をつけて楽しみましょう。

兼田円税理士事務所
税理士 兼田 円

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