みらいわブログ 2025年5月号

最近の心掛け

 

喜寿を迎え老境に入ってくると特に心掛けねばと思うことがある。そのことを言いえて妙な格言?めいたものを見つけたので紹介したい。

 

一つ目は、健康に関すること。

 

1,食う事を少なくし嚙む事を多くせよ。

2,乗る事を少なくし歩く事を多くせよ。

3,着る事を少なくし浴びる事を多くせよ。

4,悶ゆる事を少なくし働く事を多くせよ。

5,怠ける事を少なくし学ぶ事を多くせよ。

6,語る事を少なくし聞く事を多くせよ。

7,怒る事を少なくし笑う事を多くせよ。

8,言う事を少なくし行う事を多くせよ。

9,取ることを少なくし与える事を多くせよ。

10,責める事を少なくし誉める事を多くせよ。

 

我が身に言い聞かせてはいるが、なかなか実行出来ないことばかりである。

 

もう一つは、臨済宗の飄逸洒脱で知られた仙厓和尚(天保8年、87歳没)の老人六歌仙から。老人とはちょっとうっかりすればこんなもの。との感を深くした。

 

1,皺が寄る、ほくろが出来る、腰が曲がる、頭がぼける、髭白くなる。

2,手は震う、足はよろめく、歯は抜ける、耳は聞こえず、目は薄くなる。

3,身にそうは、頭巾、襟巻き、杖、眼鏡、湯たんぽ、しびん、孫の手。

4,聞きたがる、さびしがる,出しゃばりたくなる、世話やきたがる。

5,くどくなる、気短になる、愚痴になる、心がひがむ、欲深くなる。

6,またしても、同じ話に子、孫を褒むる、達者自慢に人が嫌がる。

 

年を取れば皆様のお世話にならねばならない。ついつい、こういう淋しい老人にならないよう肝に銘じて、無邪気に振舞うよう心掛けたい。

 

(一社)みらいわ 相談役 久保謙二

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