みらいわブログ 2024年6月号

「旧車ブームに思うこと」

ここ数年旧車と呼ばれる、昭和から平成初期にかけての自動車がブームとなっています。特に若い子たちに人気があるようで、自身が生まれる前に誕生した自動車を所有して楽しんでる人たちが多いようです。

 

昭和50年代から平成初期にかけては、日本車の技術が格段に向上した時代で、外国、特にアメリカ・ドイツ車と肩を並べるほどになっていった、日本車の進化を感じることができる時代です。様々な新しい技術が生まれ、自動車にワクワクドキドキしていた時代です。

 

コロナ過で人と会うことが制限されていた時期に、ひとりで楽しめる趣味として旧車ブームが広まったと何かの記事で見ました。YouTubeで旧車ライフを配信されている人が多く、そのいくつかを楽しく拝見しております。旧車が生まれた当時を知る人間としては懐かしく、また、新たな発見もあります。そこで改めて思うことは、当時は気づきませんでしたが、ものすごく活気があったのだということです。日々技術革新が行われ、それを誰でも肌で感じることができた時代であったと。

 

人気が出てきたことはいいことなのですが、反動として中古車相場がかなり上昇しております。しかも最近は投機目的で所有する人や海外からの購入者の影響もあり、想像以上の値上がりとなっています。また、古い車なので新品部品がなく中古又はリビルト品の取り合いで、部品の調達も難しい状況です。さらに、修理との闘いでもあります。元々所有している人以外は、現実的には旧車に手を出すのは金銭的に厳しい状況です。もう少し価格が下がると考えたいのですがね。

 

昔あこがれていた車を所有してみたいという想いや、昔所有していた車にもう一度乗りたいと想いで旧車の世界に足を踏み入れる人、家族が所有していた車を自分も運転してみたいという想いで旧車の世界に入る若い人など様々です。イベントに行くとそのような人たちがたくさんいてうらやましくなります。

 

楽しいことだけではないと思いますが、今所有している人もこれから所有しようと考えている人も、素敵な旧車ライフを送ってください。

 

社会保険労務士  林 穣

みらいわブログ 2023年6月号

「ル・マン耐久レースの季節」

皆様こんにちは、社会保険労務士の林 穣です。今年は例年よりも早い梅雨入りとなり、ジメジメした季節がやってきました。ただ、私にとってはこの季節が一番楽しみな季節であります。 それは、フランスで開催される「ル・マン24時間耐久レース(以下ル・マンと呼びます)」があるからです。

私がル・マンに興味を持つようになったのは1995年のことです。95年は日産スカイラインGT-R(R33型)が参戦することになった年であり、イギリスのスーパーカーの「マクラーレンF1GTRで日本人ドライバーが参戦した年でもありました。当時のことは今でも覚えております。

1995年のレースはスタート時からずっとレインコンディションで非常に難しいレースだったと記憶しています。この時日本人で初めて表彰台の頂点に立ったのが、現在の国内レース界の重鎮である関谷正德さんです。

私にとって忘れられないル・マンの記憶は、1998年のレースです。この時は、初めて日本人ドライバーが日本のチームで表彰台に立った歴史的なレースだったからです。日産R390GT1で星野一義さん、鈴木亜久里さん、影山正彦さんのチームが3位に入りました。チェッカーフラッグを受ける時に他の日産のチームのマシンと一緒にゴールに入ってきたシーンは今でも目に焼き付いています。

ル・マンの魅力は何といってもレーシングコースと市街地コースが混在するところにあります。普段は一般道路の場所がレース期間中のみ封鎖されコースに変更されます。また、高速コースレイアウトなので、トップチームとなると平均速度200㎞/h以上で走行するためかなり迫力があります。コースには「ユノディエール」と呼ばれる約6㎞のストレート(実際には2か所に速度を落とすためのシケインが設置されています)、「ミュルザンヌ」に代表される有名なコーナーなどがあります。いつか現地で24時間ずっと観戦することが私の夢なのですが、なかなか実現するまでには至っていません。今後の人生の大きな目標にしていくつもりです。

もうすぐル・マンのレースが開催されます。今年はどんなドラマが待ち受けているのか、今から楽しみです。

社会保険労務士  林 穣

 

みらいわブログ 2022年4月号

「西村京太郎先生に感謝」

 皆様こんにちは、社会保険労務士の林 穣です。今回も業務とは全く関係のないお話になります。
 去る3月3日、ミステリー作家の巨匠の西村京太郎先生が旅立たれました。年齢は存じ上げてなかったのですが91歳にもなられていたそうで。最近まで執筆活動もされていたとの報道に驚きました。

 西村先生との出会いは、私が大学受験を終えた後の空き時間の活用に困っていた時の事でした。たまたま家にあった小説で、何となく読んでみようかと思った程度でした。それまでは、必要がなければ本を読むことなどない、どちらかと言うと活字嫌いな学生でした。しかし、初めてきちんと推理小説を読んでいくうちにすっかり西村先生の作品に魅了され、どっぷりと浸かってしまいました。

 大学生の時には古本屋巡りをしながら様々な作品を集めておりました。今でも実家の本棚には200冊ほどは持っていると思います。とにかく読み漁ることをテーマにしていたような気がします。当初、西村作品は鉄道を中心としたミステリーだけだと思っていたのですが、意外にも海を題材にした作品(海洋もの)や社会を題材にした作品(社会派ミステリー)も多く幅広い分野の作品があることに気づきました。特に凄いと感じたことは、駅や列車の説明の描写です。印象に残っているのは「終着駅殺人事件」という登場する上野駅の説明です。細かな描写はもちろん上野駅が持つ独特の雰囲気が伝わってきてワクワクしたことを今でも記憶しております。実際に上野駅に立ってみた時には、この作品を思い出して駅を探索しました。

 西村先生の作品に出会えて本当に良かったと心より感謝しております。その後の活字好きになるきっかけを与えてもらえたと思っています。

 最後に、西村先生の作品の中で特に好きなものを3つ挙げておきます。
「華麗なる誘拐」
「発信人は死者」
「札幌着23時25分」
 西村先生、ありがとうございました。

社会保険労務士  林 穣

みらいわブログ 2021年6月号

「自動車について」

 皆様、こんにちは。社会保険労務士の林穣です。今月のブログは業務とは全く関係のない趣味の話です。

 昔から自動車が好きで、特に80年代から90年代は国産自動車が大きく進化していった時期であり自動車の未来が輝いて見えていました。それまでは外国の自動車と国産車との差が大きく性能面で遅れた印象でした。バブル期に入り開発競争が激化する中で外国と肩を並べていく姿を目の当たりにして感動した学生時代を過ごしておりました。

当時の情報源は今と違い雑誌でした。当然ながら即座に情報を手に入れることなどできなかったので、雑誌が楽しみでした。誌面に書かれた最新技術に心躍らせていたものでした。エンジン・足回り・ブレーキ・シャシーの性能向上等々。今思えば80年代90年代は技術革新が素晴らしかったなと感じます。

最近は昔の自動車が流行しているみたいで、年々価格が上昇してきております。スカイライン、マークⅡ、RX―7、レビン・トレノ等の人気車種はかなりの高額で取引されています。現存する台数が減少してきていることが大きな原因ですが、車両のレストア(再生)代金の上昇もあると思います。古い車両なのでどうしても手を入れないといけないからです。また、部品代がかなり高くなっていることも原因です。なかなか手を出しにくいものになっていっているのがなんとも残念な気持ちです。

ただ、この頃は自動車会社も80年第90年代の車両の部品再販売に着手し始めました。車種にもよりますが日産、マツダ、ホンダがレストア(再生)パーツの供給を開始しました。自動車好きにはありがたいことです。いわゆる旧車に厳しい我が国の状況が少しでも変わればいいのにと思う今日この頃です。

部品供給が再開されたとはいえ、軽い気持ちで旧い車を購入したら後悔しますので、よく考えてからにしましょう。


社会保険労務士  林  穣

みらいわブログ 2020年10月号

「社労士診断認証制度」

 皆様、こんにちは。社会保険労務士の林穣です。数か月前までの猛暑が嘘のような過ごしやすい気候となりました。本格的なレジャーシーズンのはずですが、今年は新型コロナウィルス感染症の拡大という状況下です。各人が予防策を心がけてこの季節を楽しみましょう。
 
 さて、全国社会保険労務士会連合会は今年の4月より「社労士診断認証制度」を実施しております。この制度は、労務コンプライアンスを遵守し、働き方改革に取り組む企業に対し連合会が認証マークを発行し、企業の人材定着等を支援するものです。認証を受けた企業は、認証マークが可視化されることで、「人を大切にする企業」であることを強くアピールすることができるようになります。

 今年の4月より中小企業においても本格的な働き方改革がスタートしました。長時間労働の是正、同一労働同一賃金等の言葉は聞いたことがあっても、実のところどのように進めてゆけば良いのかわからない企業はたくさんあります。その働き方改革にも対応している「社労士診断認証制度」は、多くの企業が職場環境の改善に取り組むためのツールとして活用できます。

 その中で社労士が行う「経営労務診断」というものがあります。これは、従業員が働きやすい職場を目指して労務コンプライアンスを意識しながら労務管理を進める魅力ある企業の実態を、経営的視点からも人材育成関連の数値情報を多少加味しながら社労士が診断するもので、診断の結果が「適合」であることを社会に広めることは、企業価値を高め持続可能な企業を実現させることを目指すものです。

 現在の状況下で新たな働き方が模索されていますが、それでも今後企業が生き残るためには「働きやすい環境」が重要になることは変わらないと思います。社労士として少しでも役立てるようレベルアップが求められていると感じております。連合会のキャッチコピー「支えます 職場の安心 企業の未来」を目指していきたいですね。
 
社会保険労務士  林 穣

みらいわブログ 2018年11月号

ご挨拶

 みなさま初めまして。このたび「一般社団法人みらいわ」に加入させていただくことになりました、社会保険労務士の 林 穣 と申します。社会保険労務士と偉そうに名乗っていますが、今日11月1日に新たに登録することになりましたので新米です。元々は「みらいわ」の代表理事である半田正樹先生の事務所の職員でもあります。そのため、これからは税理士事務所の職員と社会保険労務士の二足のわらじで仕事を行ってまいります。

 今後、一般社団法人みらいわという組織の中でどのような役割を果たしていけるのかかなり不安なこともありますが、どうぞよろしくお願いします。

 ところで、社会保険労務士のことについてどこまでご存知でしょうか?他の士業の方と比較すると、何をしているのかよくわからない人が多いのではないでしょうか。まず、身近なものとして社会保険(健康保険・厚生年金保険・雇用保険)の届出の作成、就業規則に代表される規則の作成・変更があります。また、年金(老齢年金、障害年金、遺族年金)の裁定請求書の作成があります。年金相談なども各市町村の窓口で行っています。意外と様々なところに関わっている職業です。皆様の身近というわけではありませんが、ご相談いただければと考えております。

 まだまだ走り始めたばかりですが、皆様のお役に立てる社会保険労務士を目指しまい進するつもりです。

ゆたか社会保険労務士事務所
社会保険労務士  林  穣