みらいわブログ 2017年2月号

「節分」

 2月3日は節分ですね。節分とは「季節の分かれ目」という意味があり、
季節が変わる前日のことを指しています。
(ここでいう季節とは、『立春』『立夏』『立秋』『立冬』のこと)
 現代において節分といえば、“豆まき”や毎年決まった方角を向いて食べる“恵方巻”があります。しかし、この方角(恵方)は毎年異なるのでややこしいですよね。
 ちなみに今年2017年(平成29年)の方角(恵方)は北北西の方角になります。

“恵方巻の正しい食べ方“ ~恵方巻を食べるポイントは以下の3つ~
1.切らずに食べる
(これには「縁を切らない」というような意味があります)
2.恵方の方角を向いて食べる
(恵方というのは、その年の幸せをつかさどる『歳徳神(としとくじん)』がいるとされており、 縁起が良い方角のことです)
3.黙って願い事を思い浮かべながら食べる
(黙って願い事を頭に思い浮かべながら食べることで、願いが叶うと言われています)

 また“豆まき”についてまとめてみました。
 豆まきの意味や由来、方法などは地域によって様々ですし、豆まきの方法や手順、まくものまで家庭によって様々です。
 なのでここでは、縁起の良いとされる正しい作法について、また何故豆まきをするのか?
 その由来についてです。

“豆まきの正しいやり方”
~準備するもの~
•福豆(炒り豆) or 落花生
•お面

 節分といえば“豆”というというのが一般的ですが、最近は『落花生』を用いる家庭も多くなっています。(落花生をまく場合は、殻付きの状態で行います)
*落花生をまく風習は北海道、東北など寒い地域や鹿児島・宮崎で多く見られる風習だそうです。
 また、豆の他にも『お面』を用意しましょう。

“豆まきの手順”

1.まず、誰が豆をまくのかを決めましょう

 一般的には「その家庭の『主人』が鬼の仮面を被り、その他の人が豆をまく」 というようなイメージがあると思いますが、本来のやり方としては正しくはありません。
 豆をまくのがその家の『主人』の役割で、もしくは年女・年男・厄年の人がすると縁起が良いと言われています。
 しかし、今ではそんな風習はあってないようなものなので、そんなに気にする必要もないのではないでしょうか?!

2.実際に豆まきをやる時の作法

 鬼を家から追い出すイメージで、「鬼は外」で部屋から玄関の方へ豆を投げ、「福は内」で逆に部屋に向かって豆を投げます。
 これを部屋の奥から玄関まで順番に行なっていきます。

 そして豆まきが終わったら、 まいた豆や落花生を 自分の年齢より1つ多く拾って食べましょう。
 1つ多く食べるのは、「新年の厄払い」の意味があります。

 豆まきは色々マナー・作法がありますが、あってないようなのが現状です。
 “豆まき”にしろ、“恵方巻”にしろ、縁起や風習、伝統といったことよりも、 “家族のコミュニケーション”としての意味合いが強いように思われます。

 そのように家族の絆を強めるのも日本の行事の良い部分なので、細かいことは気にせずに、いっそ好きなようにやるのもいいかもしれませんね。
 ちなみに我が家の豆まきは、“親vs子”に分かれ「鬼は外」「福は内」と叫びながら雪合戦のような状態になってやっています。手持ちの豆を投げ合って、豆が無くなると床に落ちている豆を取り合ってまた、投げる・・・・の繰り返しです。(笑)
 みなさんも「節分」を楽しんで過ごしてください。

                            安部 幸子

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