みらいわブログ 2023年11月号

「九州農業担い手サミット」

先日、『令和5年度 九州農業担い手サミットinふくおか』に参加してきました。

九州から「稼げる農業・持続可能な農業」の実現へというテーマで(一社)みらいわ代表理事も務める㈱農業経営支援センター代表取締役の半田正樹が基調講演及びパネルディスカッションのコーディネーターを務めました。

このサミットは九州5県の認定農業者協議会が経営・組織に関する課題について意見交換を行うともに、県組織同士並びに全国組織との繋がりを強化することを目的として開催されました。今回このような機会をいただき、貴重な体験をする事が出来ました。

サミットに参加するにあたり、代表の半田と共に農業経営者の方々にご挨拶させて頂きました。皆さま方とお話させていただく中で、各々の考え方で「農業経営」を捉えていました。地域との6次産業化、経営計画の重要性、お客様が求めているものは何なのか?などなど・・・・・

地産地消で地域の農業をどのように発展させなければならないのか、会社だけ儲けるのではなく、地域が儲かるためにはどうしなければならないのかを常に考えている経営者。

経営計画を作成することで会社の目的を見失うことなく、目標に向かって軌道修正や事業計画の見直しを行いながら着実に会社の目標に向かっている経営者。

「経営」というフィルターを通し、「農業」をどう発展させていくか、お客様が求めているものはどんなものか、また従業員が働きやすい職場環境作りに取り組んでいる経営者。

皆様方の思いを聞かせて頂くことが出来ました。

現在、資材・農薬・肥料などの価格高騰や急速に進んでいく担い手の減少、農業従事者の高齢化など多くの問題を抱えている日本の農業ではありますが、実際に今回お話をさせていただいた方々はまだ若い農業者の方々でした。

農業経営体は、30年後には約85%も減少すると言われています。そんな厳しい状況の中で生き残っていけるのは、確実に規模拡大し、それに伴って経営力も備わっている経営体だと思います。そのためこれからの日本の農業は、若い経営者が増えていき、収益性の高い農業経営が行える、また地域の活性化が最も重要であると感じました。

そして私たちの使命は、農業経営者と一緒に伴走しながら経営のサポートを行っていくことであると強く思いました。

私自身、日本の農業を変えていけるよう日々精進して参ります。

 

半田税理士事務所

税理士 山田広之